インテリアコーディネーターの仕事と建築士の根深い問題
いよいよWIN7のから新しいOSに替えないといけないのですが、後まわしになってアセっています。
やる前からびくついている 辻井です。
今回は、インテリアコーディネーターと建築士(設計)にまつわる様々な問題のお話です。
もしかすると、これからコーディネーターを目指すかたにも建築業界の実情の一例をお伝え出来ると思いますのでご一読ください。
おとなの事情(SEO対策ともいう)でインテリアコーディネーターの資格というタイトルを考えましたが、実は少し違う内容になった気がします(笑)
でも内容はあなたの家づくりに役に立つ可能性もあると思いますので、ぜひご一読ください。
建築設計の専門誌を見ていると、設計は建築全般の事を勉強しているので一通りの知識はありますが、インテリアについての知識はいまひとつだと私は感じます。
きちんとインテリアや色彩の勉強をしている専門家からすると、見るに耐えない物件が大半なのではないでしょうか。
それらには理由が有ります。
●設計者
設計事務所の定期購読する専門誌は『新建築』や『商店建築』や『建築知識』などの雑誌を優先的に購入します。
これらは設計事務所の『作品』が多く掲載され、空間作りや建築の理論や構造、果てはデティールと呼ばれる細部の作りかた、或いは法規などの知識とトレンドの勉強になります。
●インテリアコーディネーター
一方、業界にはインテリアコーディネーター(以下IC)と呼ばれるかたが存在し、こちらは文字通りインテリアに精通した専門家です。
購入する専門誌も大きく異なり、『モダンリビング』や『アイムホーム』、『エルデコ』などを定期購読しておられます。
ほんと、ぜんぜんちゃいます。
以下は、あくまでも一般論ですが・・・
設計は国家資格でICは民間の資格であること、
ICは女性が多い事などから、
設計がICを下に見ている傾向が有りますので、(私は違いますよ!)
設計はIC若しくはインテリアコーディネート自体を軽んじている傾向が有る
と思います。
上記の両者は専門分野が大きく異なりますので、全く異なる専門知識を沢山持っていますが、業界全体が男性社会であるせいか、
『設計の言うことを聞いておけば良い』
などと言い切る設計さんが多いと思います。
レベルの高いICがお客様に対してご提案をすると、設計の変更まで必要になる場合も出てきますのでダメダシをされた設計は憤慨するわけです。
設計に意図うまく伝わらず、怒り出す設計まで居ますので、ICは粛々と設計の変更の無い範囲で打合せを進めるかたが多いです。
あかんでしょ!
この体制は変えないとダメです。
高いレベルの物創りをするのであれば、当然両者の相互理解が必要です。
ICを下に見る前に設計がインテリアをきちんと勉強するべき
だと思いますし、レベルの高いICとコラボしてお仕事をすると、様々な事が勉強になります。
インテリアの事は今までブログにあまり書かなかった
のは、別の専門分野の事を設計が書くことが憚(はばか)られたからです。
私はトップクラスのICと比較すると、インテリアに対して薄っぺらい知識しか持ち合わせていませんが、設計がインテリアの事を書く事に色々な意味で意義が有るかな・・・と思ったからです。
ですので、次回のブログに基本的な事だけを書いていこうと思います。
また、『我こそは!』と思われたICさんは、是非ともご連絡ください。
一緒にお仕事しましょう(^^)
インテリアも大切に考えている辻井でした。
注文住宅を京都(最近は長岡京市や宇治市、京都市)で設計しています。
ご相談は無料です。ATTICの設計 辻井 まで、お気軽にご連絡ください。
その他、過去の実例は、こちらから。
主に京都、滋賀、大阪で注文住宅の設計をしております。