デティールのお話。
XPから7のOSのパソコン入れ替えで、えらい目にあった 辻井です。
今回は、窓や内部に付いている枠などに対する変なこだわりのお話です。
いわゆる『アトリエ事務所』と言われる設計事務所は、中高層用と言われるサッシを使い、特注寸法を多用して設計するので、比較的簡単に美しい窓を作れますが、意外とコストがかかります。
こんな風に窓枠が壁にぴったりと付く感じにも出来て、非常にきれいです。
でも、お客様は、そこまでの事を望んでいらっしゃるかたは少なく、高機能で安価で美しいものを望むかたが大多数です。
通常は、こんな感じに付きます。
ATTICでは、窓自体の取りつけ方法や位置に、時間をかけて詳細な図面を書くことで、美しい取りつけかたにする事にしています。
こんな図面を書いています。
すると、こんな風に出来ます。
窓の際に外部からの影が出来ないので、美しく壁に光を廻す様に出来ます。
実例は、こんな感じです。
内部の窓枠は既製品にすると設計も施工も「ラク」なのですが、シンプルな家を設計する場合、どうしても
これ
・・・がキライ(笑)なので、
周囲をわざわざ合板で下地を作り、壁紙で巻きこむ事で、枠の存在を消します。
仕上げるとこんな感じになります。
あ~スッキリ(笑)
でも、下の部分(窓台)にはホコリがたまるので、枠を入れています。
通常は、窓台、あるいは、ゼン板というのですが、20~30mm程度の板を入れるのですが、ここの存在を限界まで消す為に、『Tsujii枠』という名前で極端に薄い枠を、アイカ工業さんに特注して作ってもらっています。
上部はメラミン樹脂としていますので、傷にも強く、お掃除もラクラクです。
くだらない部分かもしれませんが、細部に神が宿ると言う言葉があるそうです。
私はまさにそうだと思います。 辻井でした。
こだわりの有る家を安く美しく建てるなら、こだわりの有る設計者にご依頼されてみてはいかがでしょうか。