今日は土地の選び方のコツについてです。
最近よくお問い合わせを頂きますので、そのあたりを長文で(笑)
土地選びの条件はいくつかに分けて考えます。
①災害の情報のチェック
②土地の形状や広さ
③学区や土地柄や駅までの距離
④周辺の環境(日照の条件や住人のかたなど)
⑤土地にまつわる法令や諸条件(建築協定や、自治会独自のルールなどです。)
⑥その他
優先順位は、お客様によって異なりますが、概ね上記の順番で良いと思います。
①順番に行きましょう。
土地の名前を見て下さい。『水』にまつわる土地名が付いている場合、
まずは浸水などの可能性があるかもしれません。
行政のHPに防災情報マップが有りますので、ダウンロード可能です。
市役所などでも配布しているはずですので、入手出来るはずです。
土石流(!)が起きる可能性の高い場所や、
10年に一度床上に浸水する可能性の有る場所なども有ります。(10年は結構な頻度だと思います)
一度床下浸水すると、大腸菌に対する消毒等は役所でしてくれますが、
エアコンの室外機や畳はすべて交換になりますので、現状復帰する為には
保険に加入していないと相当の負担が有ると考えて下さい。
心労を除けば、保険で回避できるのですが、出来れば床上浸水の可能性が高い土地は避ける方が賢明かもしれません。
ただそういった理由から、土地の価格は抑える事が出来るというメリットは有りますし、そんなに気にしないでも良い場所かもしれません。近隣のお年寄りに聞いてみるとリアルな話が聞けます。
一階の基礎を1m程度高くして一階の床を高く設定する事で浸水を回避する方法も有ります。
規模にもよりますが、費用的には、100万までの追加費用で可能だと思います。
地震に対するマップも有りますが、日本全域が危険ですので、安全な家を建てる事が大前提な気がします。
先日建築士会主催で最新の地震など防災についての講習を受けてきましたので、ご興味のあるかたは、お問い合わせください。
以前どの様な土地だったかも重要です。
最近の造成地の場合、googleマップで確認出来るのですが、確認出来ない場合は、
国土地理院の地図で確認するのですが、地図好きの辻井に話しをさせると長くなるので、こちらは又の機会にします。
仮に『池』や『沼』を埋め立てた土地ですと、地盤改良に100万以上かかる可能性がもあります。
写真は柱状改良の写真です。
不動産業者様や、近隣のかたとお話して情報を集める事も出来ます。
②土地の広さなどは、建築を建てられる規模に直結します。
建蔽率や容積率など、様々な条件でたてられる大きさが変わってきますので、都度ご相談となります。
③と④は、お客様の趣向によるところですので、あえて省略させて頂きます。
⑤と⑥ですが、こちらも場所によって様々ですので、都度検討させて頂いております。
長くなってしまいましたが、土地選びは骨が折れます。
お客様が、業者さんが仰る専門用語を正確に理解する事が難しい側面が有ると思います。
業者さんは販売するのがお仕事ですので、土地についてきちんと説明されるのですが、往々にして言いにくい事はサラッと仰いますので、注意が必要です(笑)
土地の購入前にご相談いただければ、判断に役立つ材料をそろえるなどのお手伝いができますので、一度ご相談されてはいかがでしょうか。
なぜかコンサルティングを無料でしている、辻井でした。