InterviewATTIC関係者へのインタビュー

2016.03.18

【第五回】「ATTICってどんな設計事務所?」~外壁下地ラス工事の職人さんに聞いてみました。~

ATTICスタッフの尾崎です。まだまだ寒い日が続きますが皆様体調など崩されていないでしょうか。寒い日々の中、たまにポカポカ天気の日があると春の予感がしてとてもワクワクします。寒くて縮まった体が、暖かさで伸びていっているような心地よさを感じます。

さて、このコーナー第五回目は、外壁下地ラス工事の職人さん、Kさんへお話を伺いました。いつお会いしてもどっしり構えて、長年の経験からたくさんのことを教えてくださいます。

ラス工事とは、モルタル下地に使われる金網のような材料=ラスと、防水のためのフェルトを張る工事です。

ラス工事

(黒い部分が防水のフェルト、その上からラスを張っています。)

 

外壁下地は漏水に直接関わる大事な部分ですが、外壁の仕上げをしてしまうと隠れてしまう部分でもあります。現在は「住宅瑕疵担保責任保険」が義務化されていて、新築住宅の場合10年間はこのような竣工後に見えなくなる構造や漏水などの瑕疵があった場合には保証が受けられます。

ATTICでは防水に関しては用心に用心を重ねて検討し、現場でも十分に気をつけて管理している工事です。

そんなATTICの考えに賛同し、細かいところにも気を配りながら丁寧に施工してくれる職人Kさんです。

では、Kさんのお話をどうぞ!

 

===========================

辻井さんとは長い付き合いになるけど、辻井さんの職人に対する気遣いが嬉しいです。以前にちょっとした追加の施工を頼まれて、近くに別の現場があったのでそのついでに行きました。そしたら後から「今日の分の請求書を送ってくださいね。」と電話をもらった。そんな事言ってくれる工務店ってないぞと思って(笑)ついでに行って、本当にちょっとしたことだったのに(笑)その気持ちだけで十分だと思いましたね。

ラス工事というのは、建物の形状やラスを張る箇所などで工事のやり易さが変わってきます。ATTICさんの建物は基本的には外壁、軒天、破風全てを吹付仕上げとする仕様が多いので、その分ラス工事もやりにくい場合も多いです。でも、自分も建物全体を吹付仕上げにした方が雰囲気が出て良いと思うので、ATTICさんの現場では手間はかかるけど、綺麗な建物にするためだと思って工事をしています。

最近、同業の職人の自慢話を聞いていると、どのくらい工期を短く出来たかということを話しています。職人が食べていくには数をこなさないといけないことはわかってはいますが、自分はそれだけを考えて仕事するのは違うように思います。そういうところが辻井さんの家造りに対しての考えと似ているかなと思っています。

 

昔から知っている辻井さんがこの業界で活躍してくれる、ATTICという会社が大きくなっていくなどを想像すると、こちらも一緒に夢をみられて将来に希望が持てることが嬉しいです!!

===========================

 

 

今回は辻井の人柄がわかるエピソードでした!建築業界ではよく元請け・下請けと言われますが、辻井から「プロとしてやってもらった仕事に対して、適正な対価を支払うという対等の関係だ。」という話を聞いたことがあります。昔からの付き合いで「なあなあ」になっていたり、元請け側から理不尽なことを言われたりする業者さんの話を聞くこともありますが、本来は「一緒に一つのものを造っていく関係」です。ATTICの家は協力業者さんの職人さんが居なければ造っていけません。建築業界の誰もがこの考えを持てればもっと好循環が生まれるのではないかと思います。

 

ラス=金網と説明しましたが、キャンプなどでBBQに使う金網などとは形状が違うので、見かけても安易に触れないでください!危険です!辻井の経験談では、張ってあるラスの下に素手を入れると手にめり込んでくる・・・と。手袋なしでは絶対触るな!!・・・と。・・・怖い。

このお話を具体的にお聞きになりたい方は、事務所へお越しの際に辻井へ話を振ってください。ものすごくリアルに、また聞き手の想像力が最大限に働くように話をしてくれますよ。

 

 

それではまた次回、更新をお楽しみに!!

Interviewerインタビュアー

尾崎由佳

尾崎 由佳

Yuka Ozaki

長崎育ち、高知住まい経験者。
飛び込み就活にてATTIC所員へ。
所長からの「仕込み」に日々、奮闘中。

Archiveアーカイブ