ヒーリングスペースHealing space

コンセプトは、『家の様な』モダンな外観で、グレード感の演出の為に細部はクラシカルなテイストの香る美容院です。

複数の店舗を経営されている社長様や役員様とのお打ち合わせでしたので、経験に基づく独自の理念を実現する事が最大の課題でした。

デザインも大切ですが『ビジネス』ですので、コストもシビアに抑えなければならないところなどが設計者の腕の見せ所でした。

まず当初はRCや鉄骨での計画を考えていただのですが、コストを考慮して、木造での計画としました。

木造での計画とする場合に気をつけるべきなのは一階と二階の遮音です。

そこで、二階の床下地にコンクリート（シンダーコンクリート）を全面に打ち込み、出来る限りの遮音を施しました。

店舗ですので、道路に面して目立つ事も大切ですが、車で来られるお客様をターゲットにしますので、少しセットバックして駐車場を数台確保します。

出来たスペースに道路から店舗までのアプローチをあえてヒネル事で長く取り、グレード感を演出しています。

アプローチを奥へ進むと、坪庭のグリーンが見える様に設計しましたので、シンプルな外観に潤いをプラスし、癒しのスペースを想起ささせます。

待合スペースはそれぞれの席の前にミラーを設置して、カウンターカフェの様なコンセプトにしました。
また、待合からも坪庭を眺められるように計画しましたので、緑や日差しなどの自然が貫入してきます。

外壁面の看板は、ロゴについてはお手持ちのものを利用させてい頂き、装飾をアレンジさせて頂きました。

また、道路に面した場所に設置したメニュボードは、看板屋さんに丸投げせず、ATTICで設計させて頂きました。こちらもかなりのコストダウンになっています。

出来上がりはこちら

立て看板などと比較するまでもなく、グレード感が抜群です。

最後に、工事中の夜の景色を

私自身、美容院の設計は5件目くらいですが、一回り程　年上の方とさせていただくお仕事は一味違い、学ぶ事も多かったので大変勉強になりました。

未だにデジタル一眼で写真を撮りに行けていないので残念です。

現在月に2回程度お休みをいただいているのですが、二ヶ月お休みの無い業者さんのお話を聞いて『勝った』・・・と思っている　ATTICの辻井でした。　南無～。