LED照明のデメリット
10月から多忙になる事が確定しているので、次回の分のブログも書く予定の 辻井です。
LEDのお話です。
数年前からLED照明は価格も下がり、色温度と明るさも個体差が少なくなってきましたので、全てLEDに切り替わってきました。
白熱電球が約2千時間(12時間点灯で半年)に対してLEDは4万時間(12時間点灯で10年弱)と長寿命で、消費電力も10分の1なので頻繁に使用する照明としてお勧め出来る様になってきました。
デメリットも無いわけではないのですが、もはや電球型の照明は販売されていませんので、デメリットをカバーする方法が重要です。
●一つ目は、LED照明は序々に暗くなっていく特性を持っており、目の中にある水晶体が加齢によって濁って行く事により、序々に暗く感じる様になる事と反比例することになってしまいます。
そこで、照明器具は必要な照度よりも高い照度の照明器具を選定し、新築当初は調光機で光量を半分ほどに絞って使ってもらう事をお勧めしています。
●二つ目は調光して照度を下げると、白熱灯は緩やかにオレンジ色に近づいていき、なんともいえない暖かい色になるのですが、LEDはある程度まではオレンジ色に近づいていきますが、実際に操作すると限界を感じます。
専門用語でご説明すると、白熱灯は2000K(ケルビン)以下になりますが、LEDは2000K程度までが限界の様で、暗さもそんなに絞り込めません。
白い色の照明が5000Kですので、僅かな違いなのですが、私の目には似て異なるものに見えますので手放しで好きにはなれませんが、世の中の流れには逆らえません。
また、利便性から言ってもLEDへの交換は今ならお勧め出来ます。
でも、未だに私の自宅の照明は白熱電球です。
限界まで絞って使っていますので、10年以上ランプ交換していません。
計算上 白熱電球は定格電圧の90%(照度は35%程度)で使用すると寿命は3.5倍になりますので、限界まで絞るとおそらくLEDとそう変わらない寿命になるはずです。
古いものは悪いところばかりではないと思う辻井でした。
建てるなら、大切に使っていきたくなる家を創ってみませんか?
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