ホームページをご覧頂き、お問い合わせから設計のご依頼いただきました。
ヴィンテージテイストが漂う都心型住宅が出来上がりました。
土地のご購入前からのご相談を頂きましたので、お客様が捜された土地を知らせて頂き、都度に専門的な観点からアドバイスをさせて頂きました。
最初に見させていただいた土地は、なんと河川敷の堤防から接道する土地でした。
2m程度の堤防から坂道をくだると言う強烈なシュチュエーションに、変わった土地好きの辻井の目が輝きましたが、工事費が無駄に掛かり過ぎるので次を探すこととなりました。
二つ目の土地はタイミングが合わず。
3つ目の土地は全面道路が狭いこと意外は結構有望な土地でした。
・・・が、カラスが多いとの理由で断念です。
カラスくらい・・・と思いがちですが、そうではありません。
私が大切にしているのは、お客様と土地のイメージを基盤にした私自身の『ヒラメキ』です。
つまり、他社と弊社が決定的に違う部分は、いわゆる『カン』だと言えなくも無いです。
・・・ですので、なにかはわかりませんが、何らかの原因でこの土地を避ける事を感じられたお客様の『カン』は大切にすべきだと思っています。
建築地は、当初の予定よりもかなり京都の中心に成りました。
徒歩圏内で全て済んでしまう便利な都心で、京都の町屋が立ち並ぶ場所に決まりました。
ここは、不動産業者が『たてうり』で販売するには少し大きい土地で、逆に二つに割ると小さくなり過ぎますので、建築条件(建築条件とは、土地を購入すると、もれなく指定の建築会社が付いてくる仕組みで、お客様が指定する建築会社に変更すると、土地価格の1~2割程度を支払う必要が出て来るという恐ろしい仕組みです。)がありません。
まさに注文住宅にはうってつけの土地です。
写真では細い土地に見えますが、実際にプランをしてみると、意外に間口が広く、プランに余裕が有ります。
なんといっても、『長さ』と言う特徴のある土地の個性を生かして設計出来ますので、設計者の腕の見せ所です。
二方向を道路に接しており、両方の道路幅員とも3m程度にです。道路が狭いと普段車の出し入れに苦労しますが、お子様の飛び出しや防犯性などの側面からは、車が自然と徐行しますので、メリットが有ります。
都心ですので、それほど自家用車に頼らなくても良い土地ですので、お客様によってはメリットが有ります。
土地選びのご参考に。