設計のクセにインテリアの事を少し書く①
キャットタワーを家内が買うと言うので、探してみたら欲しいものが無かったので、創ることにした 辻井です。
さて、前回の事を踏まえて、インテリア関連の事を設計が少しだけ書きます。
専門分野ではないので、大変心苦しいですが、注文住宅には密接に関係しますので。
ATTICの注文住宅の場合、インテリアコーディネーターさんのお仕事を(多少乱暴ですが)分割すると3つに分けられます。
①カラースキームと呼ばれる色全般を決める仕事
②照明器具の選定
③カーテンや家具の選定
になります。
まずは①のカラースキームから。
床や壁紙、キッチンやユニットバスなどの設備機器の色などを決めることを指します。
設計の構造などと違って、色を多少間違えても生命には関わりませんので、それほど難しくない様に思えますが、実はそうでもありません。
調和の無い色彩プランの家は、人に良くない影響を与えます。
ご存知かもしれませんが、色や素材は人間の心理や生理現象などに少なからず影響を及ぼしますので、それらを利用して選定していく事ががベースになるのですが、調和とはまた別の話になります。
もう20年近く前でしょうか、コーディネーターさんから・・・
80年くらい前に発見された配色調和・不調和の原理原則を素にすると美しく効果的なカラースキームを構築できますよ。
・・・と教えて頂きました。
実用色彩調和理論、ブルーベース/イエローベースのお話です。
簡単に言うと、自然界に存在する色はすべて2つのグループに分けられて、同じグループに属する色同士は調和し、別のグループに属する色とは調和しないという単純なお話でした。
グループはブルーベースとイエローベースに分けられていて、ブルーベースの中にも黄色が有って、イエローベースの中にもブルーが有るというなんとも不思議なお話でした。
お化粧や服飾などの産業にも応用されており、ブルーアンダートーン/イエローアンダートーンの様に使われていますので、女性のなかにはお詳しいかたもおられるかもしれませんが、ノーメイクの辻井には、まさに衝撃的でした。
実際に大量の色が入っている見本帳(これがカッコいいんです!)を扇形に開いて説明して頂いたときに、私がそれまで疑問に思っていた事がパッと霧が晴れるように解けた瞬間で、思わず
『あ~~~!!(・O・;)』
と唸ってしまいました(笑)
これらを基本にし、色彩が人の心理に与える影響なども考慮して色の種類や強さ、物理的な量などを決めていく様です。
但し、インテリアにはモダンなのかクラッシックなのか、アーバンかカントリーか、アーリーアメリカンなのかジャパニーズなのか。さらにヨーロピアンと言っても、デンマークなのかイングリッシュなのかなど、実は様々な方向性が有ります。
アメリカンがすき!て仰っていた奥様が実は北欧好きなんて事はいっぱいあります(笑)
つまりは、お客様がお仕事の関係上インテリアに非常に詳しいなど、余程の理由が無い限り、なにかしらのインテリアの部材を端から順番に決める事は出来なくなりますので、打ち合せの中で探りながら少しづつ正解を見つけていく感じになります。
ですので、打合せはふわっと始まり、中盤くらいから急激に決まっていく感じです。
長くなりそうなので、②以降は次回のブログで。
インテリアコーディネーターさんも設計と同じくピンキリだと思っている辻井でした。
注文住宅を京都(最近は長岡京市や宇治市、京都市)で設計しています。
ご相談は無料です。ATTICの設計 辻井 まで、お気軽にご連絡ください。
その他、過去の実例は、こちらから。
最近はもっぱら京都で注文住宅の設計をしております。