ホームページをご覧になって、お問い合わせを頂いたお客様の物件です。
久しぶりに京都市内での物件だったのですが、景観法の事も配慮して設計する事になりました。
土地の特徴は、両側を三階建てに挟まれた間口(土地の巾)が狭い約20坪の土地に対する計画です。
土地の特性を考慮すると、ツーバイフォー工法の『建て起こし』と言われる、工法の採用が最良の選択だと思います。
『建て起こし』とは、床に寝かせた状態で外壁を仕上げてから、人力で垂直に壁を起こして固定する工法で、土地の間口いっぱいに建物を建てる事が出来るからです。
木造(在来工法)にも『建て起こし』と言われる工法は有るのですが、工法の関係からツーバイフォーの方が構造上も防水上も頑強に仕上げる事が出来ます。工法のご説明をすると長くなりそうですので、ここでの詳細な説明は割愛させて頂きます。
お客様から最初に頂いたメールは、以下のようなご質問でした。
二台駐車でLDKと夫婦寝室と子供部屋×2を、土地面積67㎡ 建ぺい率60%容積率200%の土地に希望する建物の設計は可能でしょうか?
可能だと判断し、ご連絡を差し上げたところ、具体的な話をお伺いすることになり、プランをさせて頂く運びとなりました。
お客様が、ご要望の趣旨をうまく伝えて下さったので、最初のプランからあまり変わらずに最終形にたどりついています。